夫婦が別れても、子供にとって母親、父親であることには変わりません。
子どもにとっていつまでも大切な両親です。
子どもが親から捨てられた、愛されていなかった、自分のせいで両親は別れてしまったのかと心に傷が残らないように、親の愛情が感じられる面会交流ができるよう、子供の心の成長のために協力し合いましょう。
面会交流で定めるべきことの例
具体的にルールを決めて、離婚後のトラブルを回避しましょう。
・会う頻度、時間
・送迎方法
・祖父母の同席の有無
・宿泊、旅行の可否
・子供へのプレゼントの金額(誕生日、クリスマス、その他卒入学イベントなど)
・学校行事、習い事発表会
・直接の電話、メールの可否
・禁止事項のルール
ある程度、ルールを定めつつ子どもの成長に応じて対応できるよう、柔軟に考えましょう。
子どもが幼い時は父親、母親での協議で面会の詳細を決めるのが一般的ですが、 10歳~子どもの意思、意見を取り入れ、面会交流のルールを決めていくのがよいでしょう
子どもが面会交流を嫌がったら?
実は幼児~小学校低学年くらいの子どもが面会交流に前向きでない様子が多々見受けられます。けれど、それは真意ではないことが多いのです。
例えば自分だけ外食やお出かけすることを同居親に遠慮したり、別居親に会うことを喜んだら寂しい気持ちにさせてしまうのではと考えてしまうからです。「会いたくない」といったときに同居親がホッとした顔をしてしまったりすれば、会わないというのが正解なのかと思ってしまします。
子供は思っている以上に、親のことを観察し、気遣っているのです。
同居親としては自分の目の届かないところで、面会交流中に何をしているか、何を言っているのか不安に思ったり、時には不快に思うこともあるかと思いますが、面会交流そのものを制限するのではなく、ルールをしっかり取り決め、なるべくポジティブな気持ちで見守りましょう。